2023年12月28日

2024年のIBB

40代の頃は早く50歳になって人生を終わらせたかった。
曰く「人間五十年」‥『敦盛』の受売りである。

しかし終わらなかったw

故に「これからは人生のアディショナルタイムなのだ〜」と嘯き、半笑いで過ごしてきた。

それからはあっという間。

2014年。50過ぎたのを機に「防災特化型放送局」というコンセプトを打ち立てて、熊本市西区(熊本駅前)にコミュニティ放送局を設立せんと準備を始めた。
秘密裡に独り歩き回り、開局準備に必要な電界強度などのデータを集めて回った。

2015年。ほぼデータが揃った。
ご紹介を受けて複数のリッチ系篤志家殿に事業計画試案などを話し始めていた。
「なんか、イケそうだね!」‥そんなことをFMC副代表(当時)と話すまで進捗していた。

だが遅かった。

2016年4月。凡そ100年周期の大地震(熊本大分大地震)が「先」に攻めてきた。

防災特化型放送局の計画自体「100年に一度の大地震に備える」それが最大目標であり希求する最大の戦果のはずだった。
しかし及ばず。見事な大敗北だった。

2000回にも及ぶ大小様々な余震が張り詰めた心を疲弊させ、やがて私は放心状態に陥った。

そんな状態から救い上げ、炊きつけてくれたのは、国内外のFMCリスナーたち。
彼らからの熱い激励と想定外の義援金が「神の手」となって私たちの背中を押したのである。

天井を見上げれば、ずれた壁の隙間から青空が覗くような、尋常じゃない「大破スタジオ」に寝泊まりしながら移転先(みなし仮設住宅)を探す日々が始まった。
ある種の闘争本能が覚醒していた。

奇跡的に見つかった移転先(現在の新南部スタジオ)への引っ越し作戦(2016-ケ号作戦)は体力的にも苛烈を極めたが、2016年7月に作戦完了。FMCの放送は継続する事が叶った。

この一連の流れの中で「マスメディアの災害に対する意識の低さ」に憤り、なんとかしなければと思うようになっていた。
また、「絆」という必殺キーワードで人々に苦難を耐えさせようとする行政の傲慢さも私の怒りに火をつけた。

だから次なる「主戦場」を選ぶことにした。

2019年3月末日。私は大阪に単身移動した。
人生のアディショナルタイムどころか「大舞台」に乗り込んだわけだ。

いずれ来るであろう大災害。その坩堝(るつぼ)となる可能性がある近畿圏(とくに大阪)。
メディアも行政もそして市民自体もその意識は極めて脆弱。ぬるいまんまである。

縁あって入社した全国展開の放送事業社の拠点長は「防災の知見を活かしていろいろやってください」と私に語ってくれた。
今その延長線にあるもの‥それが『IBB独立放送旅団』なのかもしれない。

昨夜、私が主宰する私塾『榎塾』の塾生の皆さんとのオンライン会議で、
・NPOや様々な市民団体とのネットワーク構築を進めること。
・それらの組織の広報部門その下支えとしてIBBが威力を発揮すること。
などなど。いろいろな提言をもらった。

地域、文化芸術、福祉、環境、経済、そのほか諸々。
全てに繋がるキーワード‥それは「防災・減災」である。

2024年。私たちIBB最大の活動テーマはやっぱり「"災害"という"最大の仮想敵"からの"防衛"」ってことになると思う。
もうちょい短い表現にするとは思うけどw
posted by WebRadioFMC at 14:24| 榎田雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月04日

ゴジラ-1.0

山崎貴に戦後を終わらせられるとは思っていなかった。
酷評するつもりで観に行ったのに、真逆の大絶賛だよw

特攻逃れの神木隆之介が零戦52型の20mm機銃を撃てなかったばっかりに島の整備兵はゴジラに踏み潰される。
もっとも20mm機銃で手に追える相手ではないよな。

奇跡的に生き残った神木隆之介は復員。唐突に子連れの浜辺美波と同棲を始める。

恋愛感情抜きの押しかけ同棲を続ける中で神木隆之介は高給「掃海仕事(機雷を除去する危険な仕事)」に従事。
そこで巨大化したゴジラに再会。
間一髪でシンガポールから駆けつけた残存重巡高雄が20.3cm砲をぶっ放つがゴジラに効くわけがなくあっけなく轟沈。

遂に東京に上陸したゴジラは、おなじみの国電吊し上げ+ビル破壊などの妙技を披露しつつ銀座で就職した浜辺美波を核攻撃で吹っ飛ばす。
その前に嫁にしろよ神木隆之介!と突っ込まれるも、
何でも知ってる吉岡秀隆博士の攻撃プランに参加。

やはりそうきたか九州飛行機製の局地戦闘機「震電」で神木隆之介はゴジラとの決戦へ!
一方、東京の守りは五式中戦車(四式でした)だわ、残存駆逐艦(復員輸送艦)雪風、響、夕風など史実通りのラインナップが大活躍だわ。ミリオタ胸熱の展開。

山崎貴でしょ人間ドラマはお手のもの。
エノキダさん初めてゴジラで号泣w

ちょっとしたミリオタなら確実に先読みしつつ、
それがストーリーの主軸だもん感動しちゃうさ。

兎に角「特攻礼賛」を全否定する「生きててくれよ!」に満ち満ちたストーリー。
エノキダさんは惚れちゃった。

よく「潜水艦映画に駄作無し」と言うが嘘だね。
だってローレライがあるぢゃんw

やっぱ「駆逐艦映画に駄作無し」だよ。
思いっきり「キスカ」っぽいシーンあるし鳥肌ものよん。

ま。いろいろと突っ込みどころはあるけれど、
私個人としては「傑作」として讃えておきたい。

特攻崩れ神木隆之介が引きずっていた戦時中は見事に終わった。
posted by WebRadioFMC at 00:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月01日

QICにCMを出してみませんか?

QIC_toptitle2023a.jpg

トークラジオQIC名物の一つ「架空CM」
実際には存在しない架空クライアントのCMです。
過去「これって実在?」と本気で勘違いした方も少なくありませんw

例えば‥

◎奥様ラジオショッピングシリーズ「スチームクリーナー編」

◎架空政党・日本アジア党CM

◎スピード神経クリニックCM


‥などなどいろいろあります。(過去160本ほど制作)


ところで、全て「架空」のCMか?と言いますと、
実はそうでもないのです。

実在するクライアントから発注を受けて一定期間放送することもあったりします。


例えば‥

◎横浜中華街「フカヒレ専門店三国志本館」(残念ながら既に閉店)

など。

ほかにも幾つかありました。



というわけで‥

実在クライアントによる本物CM大募集!


世界最長寿インターネット番組「QIC」のスポンサーになってみませんか?

「QIC」は、ウェブラジオFMCだけでなく、
ポッドキャスト番組として、amazon music、i-Tunesなど様々なプラットホームを通じて日本国内はもちろん世界各国のリスナーに配信されています。


下記内容でCM制作および放送を承ります。
気軽にお問い合わせ下さい。

◎ご契約期間‥1クール(3ヶ月間、放送13回)を最小単位と致します。
◎90秒CMパック料金‥120,000円※前納、制作料込
◎120秒CMパック料金‥150,000円※前納、制作料込
◎QIC各枠の間にて放送します。

※宗教、政党、反社会的団体など、お断りする場合があります。
※番組内容への干渉はお断り致します。

詳しくは、info@ibb.osaka までお尋ね下さい。







posted by WebRadioFMC at 12:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする