コンセプトつまり「概念」
この概念を考える仕事というのがあります。コンセプターと申します。
私は我が国でコンセプターを名乗り出した5〜6人の1人なので、
概ね「草分け」と申し上げて宜しいでしょう。
ざっくり説明すると「クライアントの課題を解決する方向性を具体化したもの=コンセプト」を考える仕事です。
【例その1】
私がコンセプターを名乗り始めた「バブル期」のエピソード。
土地高騰で東京にオフィスなんて無理ムリ〜!というクライアントの大合唱がありました。
はいコンセプターの出番です。
「東京湾に大型船を繋留して多目的ビルにしちゃいましょう!」
係留費用は掛りますが、当時の土地使用料と比較したら「屁」みたいなもの。
さらに話は盛り上がります。
「米海軍の退役空母を地金価格で買ってこよう!」
「飛行甲板はヘリポートにもなればビアガーデンにもなる」
「格納庫はライブ会場や宴会場だ」
「厨房の生産能力はすごいらしい」
などなどじゃんじゃん話が膨らみ、
「これは面白い」とクライアントが興味を示した頃合いにバブルが弾けてサヨウナラ。
(残念ww)
ま、コンセプターというのはこういう仕事です。
「お金はある。だが知恵がない!」というクライアントにお知恵を授ける軍師それがコンセプターなのです。
【例その2】
「うちの開発チームが煮詰まっちゃってんだ」という一報がクライアントから某大手広告代理店に入りました。
代理店は「いいの居ますからご紹介します」と返信。すぐに私が指名され、諸条件を提示され始動。
その会社(クライアント)は、常温保存技術に長けており、ゼラチン系のチルド食品の実績数多。さらにCM上手で全国量販網も完備と来ている。
私、近くのコンビニで考えました。
「常温保存できる目にも涼し気なゼリー」‥10分くらいでさららと書いた手書き企画書をFAX送信。
1時間後、クライアント様から「すぐ来い!」の指示。
で、できたもの。
こんな仕事のご依頼ありましたら、お気軽にご用命下さい。
メール/info@ibb.osaka