2018年02月01日

良い刺激。

先日、鶴屋東館の希釈した東急ハンズをブラついていたら、40歳前後と思しき女性から声を掛けられた。
「榎田さん?ですよね?サイレントリスナーですw」
「やや!あ、どうも。すみません!(いつも謝ることにしている)」
「○○です(お名前)」←特に心当たり無し。
彼女は続けた。
「附属で‥(高校名)」←同窓生?やはり心当たり無し。
さらに続ける。
「○組だったので、分からないかも」←理系クラスね。ちなみに私は文系クラス。

そもそも中学とか高校の頃は恥ずかしき思い出のオンパレードであり、そこら辺を知っている人物と会って話をするというのは、精神的エネルギーの消費が一気に増大するので苦手なのである。

適当に相槌を打ち「ではまた」とか云ってその場を去りたかったのだが、彼女は好奇心が強いようで、速射砲のごとく質問をぶつけてくる。
3つめか4つめの質問で「お茶しない?」とタメ口で誘われた。元々1時間ばかり暇をつぶしたくてブラついていたわけだし、私もこの人物に対する興味(後述する)が湧き始めてきたところ、階下のカフェに移動した。

それまでに判明した彼女のプロフィールはこうだった。
・高校の同級生である。(だがお互い面識なし)
・ボシタ祭りが大嫌い。(なので同窓会には加わっていない‥私と同じw)
・子どもは既に独立。孫もいる。夫婦仲は隙間風が吹きまくっているらしい。
・建築設計の事務所を経営。(担当は経理と事務。実家の家業を継いだらしい)
・3.11の頃にFMCを知り、以来リスナーである。(仕事中に事務所でQICや深快を流している)
・キラ裕のキャラが、抱きしめたいくらい好きらしいw

カフェでは、きっかり45分のトークコーナーとなった。
概ね「どちて坊や」宜しく、彼女の質問攻めに素早く回答するという展開なのだが、その好奇心と探究心たるや、ジャーナリストになってもやっていけそうな勢いであった。

そろそろ煮詰まってきたので攻守交代。
「54歳には見えないのだけど、何か工夫でも?」‥我ながら実につまらぬ問掛けだ。だが彼女に対する興味というのはまさにコレなのである。
※「渦の中心核を狙え」とデスラー総統が云っているではないか。

彼女はこう回答した。
「すぐ人を好きになる。好きになると興味が湧く。興味を妄想に変化させたり、独りで愉しんでいる」
「ほほう。するとどんな変化があるのだろう?」
「愉しい気分を演出したいから、洋服とかも自然に明るめのものになるね」

常々不思議に思っていることがある。
人が齢を重ねていくとやがて枯れていくわけだが、じわじわ枯れていく人と、枯れ切る直前まで花を咲かせ続ける人の差は何処にあるのだろう?

目の前にいる54歳のお婆ちゃんは、40前後に見えるほどに活きている。

いつだったか美輪明宏さんが云っていた。
「老いと共に生命エネルギーが枯れていく。だからそれを補うために明るい服を着るべきなのよ」
それには概ね同意なのだが、若干の違和感があった。枯れ切った年寄りが無理に明るく派手な服を纏うと、やや痛々しく感じるからである。

だが、なるほど、そうか。気持ちの部分で枯れなければ、自然に見た目も活きてくるってことか。ふむ、得心がいった。

「榎田信衛門。好きだなー。会えてよかった!」と云われた。
「口説かないでね。私には全国の中高年女性リスナーがw」と云い返した。
「その中高年リスナーが私。はい、大ファンで居させて頂きます!」彼女は笑って去っていった。

良い刺激を頂いた。
posted by WebRadioFMC at 11:06| 榎田雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする